先日、久しぶりに実家に帰りました。(単身赴任なものですから。。。)
その時に、いただきものの「百合根」があったので、妻に了解を得て持ち帰りました。
さっそく、いろいろ調べて、調理しました。
今回挑戦したのは、ユリネのスープです。
ゆりねは、ゆり科ゆり属の植物です。
古くから薬用として使われ、一部、苦みの少ない「ゆりね」は食用にもしていたようです。
北海道では、大正時代から栽培に取り組んだのが始まりとされています。
じつは、私の子供のころ(小学校)の記憶で、近所の友達の家で、この「ユリネ」を栽培していました。
たしか、夏に収穫されるはずですが、その際、毎年手伝いに行きました。
小学生だったので、たいした労力にはならなかったのでしょうが、今でもその時の思い出が鮮明に残っています。
ただし、食した味は全く記憶になく、以来、たぶん50年間、口に入れていないと思います。
そのように私の心に染み込んでいる「百合根」を、スープにしてみました。
レシピです↓
※材料(4人分)
ゆりね 3個、
ニンニク 1/4カケ、
水 2カップ
固形スープの素 適量、
塩・コショウ 各少々、
バター 大さじ1
今回使用した、百合根です↓
(クリック拡大)
てかっていて、少しおどろおどろしい感じがしますね。
1.下ごしらえ
ゆりねの汚れやごみを水で丁寧に洗い流します。
底の芯のまわりを包丁でえぐり取ります。
外側のりん片を、一枚ずつはがします。
2.ゆりねを、水にさらし、ニンニクはすり下ろしておきます。
ゆりねを水にさらしています↓
(クリック拡大)
2. 鍋に水を入れて沸かし、1と固形スープの素を加えて、塩・コショウをふります。
ゆりねが柔らかくなるまで弱火で煮込みます。
煮込んでいます↓
(クリック拡大)
3. 仕上げにバターを落とせば、出来上がりです。
上にパセリを載せました↓
(クリック拡大)
味は、表現が難しいのですが、やはり芋系統でしょうか。
歯触りは、芋がほくほくしている感じです。
茶わん蒸しなどに使われることが多いようです。
ゆりねは、たんぱく質がじゃがいもの2倍あり、良質でんぷんのため強壮効果があります。
またグルコマンナンと呼ばれる食物繊維が豊富なので、便秘や整腸作用効果があり、美容にもよいそうです。
その他カリウム、鉄、リン、カルシウムなどいろいろな無機質が含まれています。
保存方法としては、オガクズに埋めて冷蔵しておくと、1ヶ月ほど鮮度を保てます。
洗ってしまった場合は、冷蔵庫で1週間程度は、大丈夫のようです。(私の腹で実験済み)
全国で食べられているゆりねの98%は、北海道で栽培されたものだそうです。
今後、郷土の素材として、もっとメジャーになり、みんなに愛される食材となってほしいです。
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